2016年7月29日金曜日

都知事選あらかると(729日)-16
憲法を守る都政を取り戻そう!   
▼鳥越は明快、「改憲の流れを押し戻そう」
2候補「自民改憲草案通りで」「国政と都政は別」 

 29日付の東京新聞に、有力3候補の政策が紹介されている。「明日を託せるのは誰」と題する連載で、この日は「憲法」。アンケートや発言から構成している。
  まず、見出しを紹介すると、鳥越俊太郎氏「『改憲』止めるため出馬」、増田寛也氏「地方自治とは別問題」、小池百合子氏「自民改憲草案に同調」―。極めて明快だ。小池氏は「いったん現行憲法を廃止して、新しいものを作っていく」とも言っている。
 都知事選も本当の大詰め。まだ「女性の候補ならうまくやってくれるだろう」「やっぱり自民党推薦ならいいんじゃないか」と迷っている人がいる。鳥越さんには、スキャンダル報道で、「うまくいかないんじゃないか」という声も出る。ちょっと待ってほしい。この憲法の話、すごく大事でわかりやすい話なのだ。28日の街頭演説では、澤地久枝さんが瀬戸内寂聴さんが応援メッセージを寄せたことを報告した。
 いま、私たちの生活は窮乏し、息苦しくなっている。保育園での事故、老人ホームでの殺人、障害者施設元職員の大量殺人、それぞれ事情が違っている。しかし、もとをただせば、職員の数が足りない、入所希望者が殺到するが施設が足りない、そんな状況の中に私たちみんながいるのではないか。その中で不心得者が生まれ、あるいは間違った考えに染まる男が育つ。
 そんな問題をどう解決するのか? そこで戻らなければならないのは、日本国憲法だ。厳しい現実がある。一朝一夕では解決できない問題も多いはずだ。しかしそれを、「憲法」に、基づいて一つ一つ考えていくことが大事なのだ。
 「憲法に基づく都政」―その当たり前のことを確認し、そこからスタートする。9条だけではない。政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」(前文)した憲法を思い起こし、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」(25条)とした憲法を生かし、具体化していく。それが、いま私たちの選択だ。  あと2日、「憲法を守る都政を取り戻そう」―。(M)

全国から40万円のカンパ寄せられる

 北海道、釧路、多賀城、埼玉、千葉、神奈川、山梨、愛知、滋賀、京都、大阪、鳥取、香川の各革新懇からと、愛知宗教者平和の会、大阪(服部)、板橋革新懇(浅沼)から総額40万円のカンパがありました。

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