2016年7月19日火曜日

都知事選あらかると(7月18日分)-5
▼「小池一歩リード」の真実、
  「鳥越知名度絶大」のウソ
  連休に入った17日、メディアの世論調査が出始めた。「小池氏先行」(日経)、小池一歩リード」(フジ、産経)、「小池、鳥越競り合う」(共同)の分析は一致している。「まだ決めていない」という人が日経で2割、他の調査では4割あるとしているが、情勢分析は一致しており、鳥越陣営は、もう一歩、二歩、三歩の拡大が重要だ。
  世論調査で「競り合う」と書かれた場合、普通は調査の生数字で上に行った方を先に書く。「鳥越、小池競り合う」と書かれれば、生の数字は鳥越が上、小池との差は少し、という意味だが、逆の場合は小池が上。どのくらいの差があったら「リード」と書くかはそれぞれ分析者の判断になる。果たして、選挙前に自民党に支持を申し入れたり撤回したり、自民党の応援締め付けで「悲劇のヒロイン」として話題を作る小池候補が先行している。
世論調査の生数字は、本当に1ポイント、2ポイント差で出ることがある。こんなときは「接戦」としか書きようがない。
 他の選挙でも同じだが、世論調査結果の報道が投票行動にどう響くか。最初の情勢で上位とされた「勝ち馬に乗る」傾向が強まるのを「バンドワゴン現象」、むしろ逆に「判官びいき」で負けそうな候補に集まるのが「アンダードッグ効果」。もともとは、両方合わせて「アナウンスメント効果」というが、最近は負けそうな候補に投票が集まるのを「アナウンスメント効果」ということも多い。
 「世論調査に一喜一憂しないこと」は選挙戦の鉄則だが、有権者にとってピント外れにならないために、状況を見極めた宣伝は、どうしても必要。いま、私たちの陣営にとって大事なのは、「小池リード」と言いながら、「鳥越は知名度抜群」などと言うフジテレビのようなメディアに惑わされないで、名前を浸透させ支持を拡大することだ。
 沖縄・北方対策、環境、防衛と大臣を歴任、毎日のようにテレビが取り上げ、露出し続けた小池氏と、以前はキャスターだったが、「知る人しか知らない」鳥越さんは知名度には大きな差がある。「知名度抜群」などはウソ。ためにする宣伝だ。
 この広大な東京で、名前を連呼できる宣伝カーは2台だけ。しかも1台は車に名前を書けない。証紙を張ったビラも候補者がいないと撒けないし、街頭宣伝の場所に名前を書いたプラカードはダメ。とにかく選挙に市民は参加させない公選法なのだ。
 自民党は、参院選投票日当日、新聞各紙に広告を出した。「違反ではないか」という意見が相次いだが、これはグレーゾーンで、「違反だ」と追及するよりむしろ各党もやって支持を拡大したらいい、ということらしい。
 いずれにしても、選挙中であっても、あるいは選挙中であるからこそ、市民活動の自由を広げ、市民の政治参加のための運動を広げていくことも重要だ。(M


【鳥越俊太郎候補の勝利めざす行動予定】
719日(火)知事候補者カー
  15:50阿佐ヶ谷駅南口、17:00荻窪駅北口、18:30吉祥寺駅北口。
719日(火)17:30開場18:00開会 革新都政の会決起集会浅草公会堂ホー  
   ル。 候補挨拶6時から。
721日(木)知事候補者カー
 8:00東久留米駅西口、10:00米川駅南口、11:20小平駅南口、12:20国分寺駅南口、
 15:30野方駅、17:00中野駅北口、18:30練馬駅南口。

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