2023年2月1日水曜日

東京革新懇第31回総会発言

 丁 弘之(府中革新懇)

 統一協会系教団とのたたかいで今年スタート。行政にも働きかけてきた。市民連合呼びかけで学習会開催、「府中に統一協会系カルト教団はいらない」組織を立ち上げ、24日にパレードを行う。 防衛施設庁から、立川自衛隊基地でオスプレイ訓練の連絡が周辺8自治体にあり、自治体協議会が意見書提出。府中は8市でないが、木更津から多摩川を進み、府中を通ることが考えられる。市民の安全の問題として取り組む。 小選挙区の区割り変わり、府中、多摩、稲城が新30区となる。明日、3市の市民連合が最初の協議を行う。 

田辺良彦(共産党都委員会)

 戦争か平和かの歴史的岐路で通常国会が始まった。大軍拡に主要政党が対決する立場に立てずにいる。日米同盟強化が不可欠との立場に縛られている。革新懇の役割が大だ。対話と共同による安全保障の実現を国民の中に大きく広げていくことが強く求められる。共産党の歴史と意義をかけてたたかう。 統一地方選、22206町村で議員選挙、200人余の候補の全員当選めざす。首長選挙1242町村。中心政策一致の上に共同めざす。 共産党の最大の課題は大きな党をつくることだ。その力で共闘を再構築し政治の変革を実現したい。


佐藤正勝(都市銀行関係革新懇)

 決算報告と予算の組み方について意見を申したい。(今井事務局長がまとめで、領収書のチェックは行われていること、予算書の組み立ては検討するとの答弁)。





佐久間千絵(新婦人都本部)

 新婦人都本部は、120日に全都一斉宣伝、15支部が小中学校給食費無償化と18歳以下医療費の無償化を掲げ宣伝。2つのタペストリーを作った。打って出ているところで会員も増えている。戦争させない、平和の準備進めていきたい。 




青木 清(目黒革新懇)

 ジェンダー平等、働く女性の環境をつくることから始めるべきだ。20世紀後半、オランダはヨーロッパの病人と言われ疲弊した経済だった。同一労働同一賃金にし、奇跡と言われる復興、ジェンダー平等に踏み出した。日本の経済が落ちている中で、女性の働き方改革が重要だ。 性教育には、ユネスコが定めた国際的基準がある。日本は20年以上前の七尾養護学校バッシングから後退。共産党区議が質問し、目黒教育委員会が検討と答弁。ジェンダー平等の枠組みの中で本格的性教育は必要だ。 


松元忠篤(東久留米革新懇)

 革新懇は常に共同をすすめることが大事だ。東久留米では、改憲問題で共同を広げようと、「戦争はイヤ!声をあげよう実行委員会」主催で、106日、政党・団体・個人参加の懇談会を開催。自公、維新以外の会派と市内の団体に参加を呼びかけ、社民・共産市議、地区労、土建、9条の会、原発なくす会、社保協、年金者組合、新婦人など16人参加。122日の「軍拡は戦争への道、税金は国民生活に!」の集会パレードに先の団体に加え市民連合、民商、国民救援会も賛同140人参加。女子中学生4人も参加。


川本 明(立川革新懇)

 自衛隊オスプレイは佐賀空港で反対され木更津になったが、5年の契約で3年経過。立川自衛隊基地での訓練が出されている。一回そうなると止められない。木更津は海に逃げられるが、立川はまわり全部住宅街だ。人の命を非常にかるく考えている。今日立川駅で宣伝。まだ住民は自分の問題として考えていない。明日立川革新懇総会で議論。具体的行動を進めたい。 



磯崎四郎(日野革新懇)

 立川自衛隊基地のオスプレイ問題、目的に人員物資輸送機動展開訓練、日米協議で出てくる文言だ。横田基地オスプレイとの共同だ。問題を指摘して運動をつくる。2年前の市長選で1685票差まで追い上げた。争点は元副市長の不正問題。4回の全戸配布、3回の署名に取り組んだ。12月議会には百条委員会設置の請願。与党支持者の突き上げあり、与党内でゆらぎが出ている。市立幼稚園の民営化反対の5000筆の請願は全会一致で継続審議に。不登校の子ども家庭への支援は与党の一部も賛成し採択。自民党のボスが経営者の保育園の児童虐待ももみ消せなくなっている。学校給食の無償化など、若い世代の要求の運動に力を入れたい。


星 憲彦(三多摩革新懇)

 毎月の世話人会では、各地域、団体からの報告・交流に時間をとり、互いに刺激になり遺書に宣伝行動等頑張っている。三多摩革新懇も事務局に入っている「九条改憲NO!三多摩市民アクション」や「革新都政をつくる会・三多摩連絡会」も積極的にかかわり、三多摩での統一地方選を頑張りたい。オスプレイ問題や有機フッ素化合物問題など米軍基地問題も頑張る。 



川和田 博(北区革新懇)

 改憲勢力が3分の2を超えた中で、「戦争はいやだ北区ネット」を立憲、共産、新社、区内38団体で立ち上げた。革新懇も事務局団体。北区ネット主催の集会とパレードに250名が参加。「安保三文書」撤回を求める新春宣伝は王子で40名、学習会に60名参加。「みなせん@東京12区」は、区長選で「区民の声を聞く区長」実現めざし取り組んでいる。対立陣営から4人出る。こちらも早期擁立めざし頑張っている。2月の革新懇総会で、戦争する国づくりを許さない決意を固め合う。


皆内マサ子(西東京革新懇)

 西東京革新懇は、毎月事務局会議と世話人会議開催、ニュースも発行。学習会も年3回。キャラバン宣伝や毎月3日共同行動アクション展開。選挙区が変わり再構築する。12月に市議選。自民は10人から8人。公明5人で自公過半数取れず。今まで共産、立憲、生活者ネット、無所属議員が一緒に宣伝行動、引き続き追求したい。母親大会は群馬・埼玉で全体で14000人、現地参加3500人。東京母親大会は浅草公会堂900人参加で成功した。今年は町田で12月に東京母親大会開催する。


木下雅英(都教組)

 教育の介入が強まり、経済競争に勝つ人材育成、従順な人づくり推進。子どもたちが追い込まれ、自己肯定感が下がり続けている。教職員は管理統制、競争と分断で疲弊、教員志望が激減。教育のデジタル化でデジタル技術指導員のようになってきている。小池都政では、稼ぐ東京と国際金融都市づくりの人材育成に予算を付けている。英語スピーキングテストもそうだ。中止を求め運動強める。一方、35人学級は不十分ながら実現、オリパラ学校観戦も止めた。安倍国葬への参加を阻止した。平和と子どもと教育を前進させていきたい。 


児玉紀子(足立革新懇)

 大軍拡・大増税を許さない共同を大きく広げる一点で、学習と宣伝に努力、ロシア侵略以来20回宣伝行動、225日にも予定。24日には布施祐仁さんの学習会を大きく成功させ、運動に弾みをつけたい。学校給食無償化実現署名で9400筆集め、区議会に提出。区長が態度を変え、教育長も出来るだけ早く実現させると議会で答弁。足立では統一協会アンケート作成、足立選出の都議と区議全員に来週月曜日に発送。記者会見で発表する。暮らしを守る運動、大軍拡・大増税を許さない運動を進める。 


千田 昇(町田革新懇)

 安保三文書がまとめられ、ミサイルを地上、船、戦闘機、潜水艦から撃つ。すぐに間に合わないからトマホーク500発をアメリカから買う。戦争か平和か、対立の年になる。肝を据えて頑張りたい。

東京革新懇第31回総会

大軍拡を許さない国民的共同を広げよう

    東京革新懇第31回総会開催

 128日ラパスホールで東京革新懇第31回総会を85人の参加で開催。「大軍拡を許さない国民的共同を広げよう」をスローガンに、アメリカの要求に従う対中国に向けの軍備大増強との正面からのたたかいの議論の場となりました 

記念講演―外交こそ重要 

        猿田佐世さん

          新外交イニシアティブ代表


 新外交イニシアティブ代表の猿谷佐世さんが「東アジアで戦争を起こさせない環境づくりを」と題し記念講演。「ウクライナ戦争の教訓は、戦争させない環境づくりだ。ロシアや北朝鮮、中国との関係でも日本一国で戦争になる理由はない。日本が戦争になのは、米中紛争である台湾有事に巻き込まれたときのみだ。

 力を落とす米国の主たる対中戦略は同盟国との連携だ。これに安保三文書改訂でストレートに答えた。戦争の国民の被害、日中貿易断絶等の影響を全く語らない愚かさだ。

 米中対立の主戦場の東南アジアで、アセアンは、米中一つの選択を望まないと押し出し影響力を発揮している。   

日本は、ミドルパワーの国として、各国8と連携し米中対立緩和を呼びかけるべきだ。(詳細は3月号で報道)

開会挨拶ー今なら間に合う

         野澤裕昭代表世話人

             (自由法曹団東京支部長)


野澤裕昭代表世話人(自由法曹団東京支部長)が開会挨拶。日本は戦争か平和かの分かれ道に差し掛かっている。かつて、渡辺白泉は「戦争が廊下の奥にたっていた」と詠んだが、いまや戦争が「表玄関」から堂々と入ってこようとしている。今なら間に合う。追い出して扉を閉めなければならない。どのようにしたら東アジアでの平和構築は可能になるのか憲法9条の理念に沿った外交のあり方について、猿田佐代さんの講演で示された方向での具体化を求めていくのが、今後の課題になる」。



政党挨拶

鈴木庸介
立憲民主党衆議院議員

「国政では根拠のないことがまかり通っている。極みは防衛費のGDP2%だ。しっかり正していかなければならない。法務委員会に所属し、入管法改正が最大の対決法案。在留資格のない外国人にこんなひどい国はない。今の政治にリベラルな枠組みが絶対必要だ。その立場で頑張りたい」





大山とも子
日本共産党都議団団長

「都民の暮らしが大変な状況だ。豊かな都の財政を都民のための使うことを求めていきたい。来年度予算で子育て支援を重視しているが、その目的は国力の先細り対策としている。都議会でも野党共闘が進んでいる。英語スピーキングテストでも共同して取り組んだ。都議会でも市民と野党の共闘をすすめたい。 




挨拶 戦争を止めよう  

小田川義和

全国革新懇事務室長が挨拶

小田川義和全国革新懇事務室長が挨拶「かつて沖縄連帯の集会を全国で開催した。沖縄での戦争準備が進むもとで、再び連帯が求められる。大軍拡・大増税NOの署名を広げ、国会を包囲し、保守系の議員の皆さんにも働きかけを強めよう。一人一人ができることを積み重ねれば戦争を止めることは出来る」。 

大きな構えのたたかいを

今井文夫事務局長方針提案「安保三文書は、戦後最大の大転換、大きな構えのもとに大規模なたたかいと広大な共同をめざす。戦争はダメとの考えは、保守層を含め多くの人の共通認識。これまで運動にかかわってこなかった人々(青年層や保守層など)とどう共同を広げることが出来るかにたたかいの成否がかかる。各自治体地域で1000人、2000人賛同アピール運動、街頭でのシール投票で対話と運動への呼びかけ、大学・高校門前宣伝と対話、活動している方のお子さんやお孫さん、周りの方への正面からの提起、各地域等の教訓を学び合い、推進しよう」と提起。

 14人が活発な討論(参照)。議案、総会アピールが満場の拍手で確認。 

閉会挨拶 運動に打って出よう


白滝誠代表世話人(地評副議長)が閉会挨拶。「席が足らないくらいの多くの方の参加があった。実質賃金が8か月低下している。23春闘で大幅賃上げ、大軍拡・大増税を許さない、社会保障拡充を掲げ、23月各地で運動で打って出たい」。