2012年2月3日金曜日

東京革新懇第20回総会                       野田政権の暴走を許さず、「国民が主人公の政治」をめざし、「99%の運動」=革新懇運動の飛躍を!
東京革新懇は128日、文京区民センターで第20回総会を開きました。各地域・職場革新懇、労組・民主団体から90人を超える参加者がありました。

 開会の挨拶で、新千明代表世話人(新婦人)は、「311は日本の政治の歪みをさらけ出し、国のあり方を問い直している。ところが力になるべき政治が、国民に追い打ちかけている。ビジョンのない民、怒りのない民は滅びると言われている。『いのちは宝』、いのちを守る『希望の連鎖』をつくりだそう」と述べました。
座長には、堤正昭さん(あいおい革新懇)、小竹ひろ子さん(文京革新懇)が選出され、新堰義昭事務局長が、運動方針案、会計報告と予算案、新役員案などを提案しました。
質疑の後、討論に移り、教訓に富んだ発言が相次ぎました。(発言は左記に)


その後、運動方針案、新役員案などを採択し、閉会の挨拶で鶴見祐策代表世話人(弁護士)は、「3・11の歴史的経験を経て、日本人の意識が変わってきた。米国でも『1%の特権』に対する『99%の怒り』の渦が広がっている。情勢は『潮の境目』、まぎれもない正念場、革新懇の力量が試される年、多様な運動を発展させよう」と訴えました。
記念講演では、五十嵐仁法政大学教授が「野田政権の悪政を斬る」と題して講演、論旨明快かつユーモアを交えて解明しました(講演の概要とレジメは「知を力に」サイト参照)。 
総会の終了後、「新春のつどい」が開かれ、全国革新懇の乾友行事務室長、大島よしえ都議が挨拶し、文化行事として、清水正美さん(ソプラノ歌手、ともしび)のうた(アコーディオン伴奏、田口順子さん)が披露されました(上写真)。

運動方針の要旨は、次の通りです。
「3・11」を経験し、日本社会のあり方の根本的見直しを問い、政治に関心を寄せる人たちが増えています。
新しい連帯と共同による「国民が主人公」の政治か、大企業優遇、日米軍事同盟に従属する政治を存続するのかが、鋭く問われています。
そして国民は、学び行動に立ち上がりました。東京の各地域・職場革新懇においても、原発事故や放射能問題などで学習会が広く開催され、かつてない参加者を集めています。共同組織が結成され、定例宣伝や署名行動などに取り組んでいるところもあります。
まさに、今、発展している共同行動が革新懇運動の原点にほかなりません。富を独占する1%に対する「99%の怒り」は、若者から世代を超えて共感を広げています。この「99%の運動」の趣旨は、「国民が主人公」の政治をめざして多数派を形成する革新懇運動に通じるものです。
野田首相は、消費税増税と社会保障削減の「一体改革」、比例定数削減、原発固執・再稼動、辺野古新基地強行、TPP参加などで、遮二無二に突進しています。「政治家自ら身を切る」と、比例定数削減を合理化しています。しかし比例定数削減は、少数政党を排除し、消費税反対や脱原発の民意を切り捨てるもので、国民に痛みを与えるものにほかなりません。本気で身を切るつもりなら、政党助成金を削減すべきです。
これらの悪政に反対する世論と運動が急速に拡大しており、革新懇が掲げる「革新3目標」の意義は今日ますます重要となっています。革新懇30年の路線と運動に確信を持ち、飛躍の年としようではありませんか。

2011年12月24日土曜日

絆を深め 共同を広げて 希望の年に

                                                                 岩佐 ねなしかづら 

三月のこと

生活上の不安なく、もてなしシャワーでみんな良い顔

~ 山谷ホスピス施設「きぼうのいえ」山本雅基さんに聞く ~
3・11という未曾有の東日本大震災を経験し、東京革新懇「人間講座」(20夜)では昨年7月、山田洋次監督を招き、「『寅さん』から『おとうと』へ、人間の絆」をテーマにした講演会を開きました。  
その映画『おとうと』で鶴瓶が演じる弟を看取る家のモデルになった、山谷にあるホスピスケア施設「きぼうのいえ」を訪問し、理事長の山本雅基さんにインタビューしました。
「きぼうのいえ」は、身寄りがなく、末期がんなど余命にかぎりのある人のための「ホスピス」で、生活保護費をもとにしていますが、経営は赤字。山本さんは、震災以降寄付が減少し運営が困難になっているが、「愛は無限」であり、限られたパイの奪い合いではなくて乗り切っていきたい、と述べました。
著書「山谷でホスピスやっています」(実業之日本社)が参考になります。

運営の基本的方針は
施設ではなく「いえ」であり、入居者とスタッフによる「大きな家族」であると思っています。お酒もタバコも、近所のパチンコ屋も自由、消灯時間の決まりもなく自己決定権を尊重し、人間関係・絆を大切にして、人生の最終章を迎える場所です。
 どんな時に喜び、生きがいを感じますか
 「神も仏もあるものか」と言っていた人が、この「いえ」でみんな穏やかな良い顔になります。もてなしシャワーで変化するからです。
ドヤ(簡易宿泊所)で失禁して帳場さんから殴打の罰を受けた人が、ここでは、若いヘルパーさんからまっとうなケアを受けることができます。はじめは仰天し、いぶかしがりますが、プラスのストローク(歯車)が働き、そのうちに「ありがとう」と挨拶がでるようになり、人間関係が円満になります。

人生も「終わりよければ、すべてよし」?
 人は、どこからでもやり直せる、生を全うする道が開かれている、早い、遅いがあってもと思います。
映画「おとうと」のモデルになった反響は
 寄付の申し出ではなく、「私も入りたい」という電話が多くありました。家族があり、裕福な人でも、寂寥感を持っている人が多いからではないでしょうか。

3・11を入居者の皆さんは、どのように受け止められたでしょうか
 テレビを観て泣いていました。負けた人生経験があるので心やさしく、敗者として同情するからでしょう。

行政・自治体に望むことは何ですか
 寝る場所、たべるもの、そのほか生きていくための最低限の環境改善が重要です。福祉活動には金を出すが、口を出さないで後押ししてもらいたい。福祉・介護も法律でがんじがらめ、しなやかでソフトな行政上の配慮をお願いしたい。(文責;編集部)

新年のメッセージ

 東京都狛江市長 矢野ゆたか
東日本大震災では、被災地の行政機能がストップする事態が生じ、その機能が再確立するまでは、住民は自らを守り、地域で助け合うことが求められました。また復興に向けては、行政任せではなく、自分たちのまちを取り戻す、あるいは新しいまちを作り出す努力が必要です。あらためて、行政の危機管理とともに、「住民力」が問われているように思います。
市長になって15年半、住み良い狛江づくりに努めてきましたが、私の終極の目標は「住民自治のまち」を築くことです。それには、行政や市民の意識改革と力量の蓄積が不可欠であり、長い年月の地道な積み重ねが求められます。そこへ着実に接近しようと、「…してあげる政治」から脱却したい、まちづくりでは、市民が一丸となれる共通の基盤をつくりたい、市民には市政に参画するとともに、役割に応じた責任を果たして欲しい、こんな思いでがんばってきました。
いざという時に備えるためにも、この方向をさらに前進させなければと決意を新たにしています。


つつましき みちのくの人哀しけれ 苦しきときもみづからを責む

新 千晶 新婦人都本部会長 
「日本は変はる」「変へねばならぬ」という若者の声 轟然とおこれ(長谷川櫂‐震災歌集)
  2011311、また特別の日が増えてしまった。時の流れは悲しみや辛さを薄めてくれるが忘れられない過去、忘れてはいけない過去があることを私たちは学んでいる。「今日がどんなにやるせなくても明日は今日より素晴らしい」(サザンオールスターズ)どんなことがあってもいのちこそ第一!被災地を忘れない!生きて生きて生き抜いてともに希望の未来をつくっていこう。

 (被災直後に生まれた赤ちゃんは希・のぞみと名づけられた)

“政治のあり方を変えたい”との世論が広がる

若林義春 日本共産党都委員長
三月十一日の大震災と原発事故以降“こんな政治でいいのか、政治のあり方を変えたい”という思いが国民の中に大きく広がっています。
昨年発足した野田民主党政権は、大震災と原発事故による被災者の願いを根本からふみにじるだけでなく、TPPでも、沖縄の米軍基地移転でも、消費税増税でも、これまでの自民党政権でさえできなかった大悪政を民自公の「オール与党」体制で強行を狙うなど、最悪の反国民的政権に転落しました。それだけに、民主党政権と自民党など、「二大政党」に対する国民的失望も大きくひろがっています。アメリカと財界言いなりの異常な政治を転換できる条件は、これまでにないものとなっています。まさに革新懇の出番の情勢です。
同時に、解散・総選挙が行われる可能性がつよまっているだけに、この歴史的政治戦で日本共産党の躍進で政治の流れの民主的転換の第一歩を築くために総力をあげて奮闘する決意です。ごいっしょにがんばりましょう。