2018年10月2日火曜日

東京革新懇学習交流集会開く(9月30日)

安倍改憲阻止へ意気高い交流と意志統一
        
 929日、東京革新懇学習交流会が、「共同とたたかいの可能性を汲み尽くし、国民的大闘争で、安倍9条改憲を必ず打ち砕こう」をスローガンに90人を越える参加で開催されました。
安倍首相が、改憲阻止をめざす充実した活発な討論が行われ、意気高い交流と意志統一の場となりました。
小部正治代表世話人(自由法曹団東京支部長)の開会挨拶のあと、元中国大使・元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎さんが「朝鮮半島を揺さぶる米中の思惑と本音」と題して、「敗戦で手に入れた日本国憲法は世界がうらやむ憲法である」「戦争に近づくことに全部反対すること」「朝鮮半島をめぐっては、各国がからむ5次方程式だ。平和が共通項。日本は平和への考えを変えなければならない」等講演(詳細は11月号掲載)。
続いて、乾友行全国革新懇事務室長が「市民と野党の共闘の発展と革新懇の役割」と題して講演(2面参照)。
今井事務局長の「基調提起」(たたかいの提起部分は3面掲載)の後討論、22人が発言。特徴的な発言を紹介します。
大きく変わりつつある中野区政
 中野区では、「区民の声中野」と野党共闘が一体となり酒井直人さんを区長に当選させた。区政が大きく変わり始めた。毎月タウンミーティングを開き区民の声を聞くようになった。前区長が、住民の反対を押し切って進めようとした平和の森公園や哲学堂公園の改変は工事がストップ、住民との話し合いが始まった。小中学校の統廃合、保育園・児童館の廃止・民営化が強行されてきたが、住民参加で新たな計画づくりが始まっている。
区長選勝利の要因は、第一に野党共闘を崩さなかったことが決定的だった。第二に平和の森公園問題などいろんな運動が起きていたが、その運動体が区長選を自らの要求を実現する運動として立ちあがった。第三に若い人が主体的に行動した。憲法の駅頭宣伝で、若いお母さんが区長選やらないんですかと声をかけてきて、事務局に入り、友達を連れてきてウエブの広報活動もやり、子育て中の親の要求からチラシをつくり、40の保育施設の門前宣伝も実施。平和の森公園や哲学堂周辺、3040歳代で投票率がアップした。区民が区政に怒りをもち、自ら立ちあがったことが勝利の要因だ。
区政を支えるということで、毎月「区民の声中野」を開催し、中野で何が起きているか、区長がどう努力をしているか、ポスターにして毎月貼り替えている。
「区民の声中野」を支えたのは、安保法制に反対する中野アピール実行委員会の運動があったからだ。改憲阻止のたたかいも、自らの要求運動として発展させることをめざしたい。
板橋、創価学会員も多くが改憲反対
「戦争法許さない!オール板橋実行委員会」で活動している。東京日野が凄いことをやっているなと、板橋でもやろうと始めた。3000万署名は10万を目標に44000位。スピードが鈍ったが、再構築しようと地域でいろんな会が学習会、交流会、街宣などいろいろやっている。
来年4月区長選挙。市民と野党の統一候補めざし、難しさあるがまず政策で一致させ、その上で擁立しようと、明日意見交換を行う予定だ。
大山地域の九条の会が毎月例会をある方の自宅で行い、終了後に懇親しているが、同じマンションの創価学会の地方幹部の方が、是非来たいと会議が終わった頃毎回来て、「皆さんは人の話を聞かない堅物だと思っていたがそうでもない。学会の中でも安倍が嫌いな人は沢山いる。9条変えてはいけない人がほとんどだ」と話している。
元自民党都議だった稲葉さんという方は、立正佼成会の活動をやっており、「立正佼成会は9条変えてはダメという人が一杯いる。そういう人達と交流した方がいい」と語り、市民集会のゲストで「今は自民党やめて、自由共産党だと言っている。憲法変えてはいけない。戦争法は廃止いなければいけない」と挨拶してくれた。私達の付き合っている範囲は非常に狭い。広げていくことが必要だ。
日野、改憲阻止へ大運動を
9条改憲阻止のたたかいは、戦争はダメとの一点での共闘だと繰り返し対話を進めてきた。5月の1号ビラは3万作成、8月の2号ビラも3万作成。宣伝カーも定期的に運行、街頭宣伝、訪問活動、手紙作戦を進めてきた。訪問活動では、半分くらい署名とか12割の署名とか、地域によって差がある。「間に合ってます」「大丈夫」とか自分と関係ないと思っている。「憲法変えたら本当に大変。チラシだけでも読んでください」とアピールしている。
69月で署名2600送り14000に近づいた。取り組んでいる地域・団体は四分の一位。いかに広げるかだ。臨時国会までに2万めざす。大宣伝が必要だ。チラシ、音、全然足りない。町の中でワンワン音が出る状況をつくる必要がある。中央行動大事だが、町の隅々からの取り組みを徹底して重視すべきだ。114日のパレードに向けて、1500円で2000人の賛同者、100万円集め、10万枚のビラをつくる。ポスター作成の提起あったが大賛成。100万円集まったら独自にポスターもつくりたい。
再建をはたした江戸川、葛飾革新懇からの発言もありました。


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