2013年3月1日金曜日

※3月1日の官邸前の様子は上記の「草の根のいぶき」をクリック。
◎3月8日(金)の官邸前と国会正門前のスピーチエリアは、3月10の原発ゼロ大行動の目前のため、ありませんが、ファミリーエリアは実施します。
   首都圏反原発連合          
 ミサオ・レッドウルフさん
      おおいに語る  2月27日
原発事故から2年、
どのように受け止めていますか
 事故の究明は進んでいず、作業員は被爆しながら作業を続け、避難者への補償は進まず、線量も依然高く、初期被爆など子どもの被爆の問題、政府がまともな対応しないなど、二年たって何も終わっていません。しかし、報道が少なくなってきており、風化してきているのではないでしょうか。これだけの事故を起こしながら、安倍政権の原発の維持・推進は、国際的にみてもとても恥ずかしいこと。日本政府はどう考えているのか問いたい。
3月10日に日比谷公園等で
     行動を組まれていますが
 3月9日に1000万人行動が集会を行いますので、連携して10日にやろうということにしました。毎週集まりながらも大規模に集まる、全国からも参加を呼びかけ、運動の節目として、参議院選も視野に設定しました。
 昨年、数ヶ月ごと、3月11日、7月29日、11月11日と大規模行動を展開。昨年夏がピークで、その後参加は下がってきていますが五千人規模で安定しています。夏の十万人行動までに発展した官邸前行動は、政府に確実に圧力となり、民主党脱原発議員の協力もあり、即時ではなかったけど、二〇三〇年代原発ゼロの閣議決定寸前までいきました。運動は全国にも広がり、ピーク時には全国一五〇か所で展開され、現在も一〇〇か所で行動が組まれています。官邸前行動が全国の灯台の灯りの役割を果たしています。
脱原発へのアメリカの圧力をどう見ていますか
 野田政権の閣議決定をアメリカが圧力をかけて潰しました。安倍総理がオバマと会って、原発ゼロの見直しを約束したことは憤りますが、やっぱりなとの思いです。根源的には日米安保をどうするかです。しかし、運動としては難しい。安保をだすとイシュー(課題)がグチャグチャになる。私たちの呼びかけはそこまでいきません。しかし、アメリカが日本の原発にどれほどイニシャチブを持っているか見えてきているのではないでしょうか。 
総選挙の結果や参議院選について
            どう考えていますか
 脱原発は衆議院選挙では負けた。なぜ負けたか。国民の七~八割が脱原発ですが、その中にグラデーション(濃淡)がある。濃い人は官邸前などに参加する。「あなたの選択プロジェクト」のビラを作成、多い人は一人で三千枚をポスティングした人もおり四八万部配布された。それだけの人が自主的に動いたことは重要ですが、グラデーションの薄い人に、原発は動かなくとも大丈夫等のことを伝え切って、争点することができなかった。民主党はダメの上に、自民党へのマスコミの誘導も大きかったと思います。
 参議院選挙に向けて、グラデーションの薄い人向けに「ノーニュークスマガジン」を作成、ホームページで見れます。基礎的知識をアピールするものですが、参議院選挙になったら、「あなたの選択」というような取り組みもするかもしれません。 
今後の運動について
 出来ることは草の根的な市民運動プラスアルファ。かつてない規模での行動で政治に圧力をかけなければと思います。
 脱原発は、官邸前行動など地上戦では勝ったが、空中戦でやられた。しかし、市民の力が政治を動かすことができることは見えた。夏に大井原発も止まり、稼働原発はゼロになる。無関心な人がいることも前提に、トピック的なことも取り込みアプローチしたい。 
首都圏反原発連合についてお聞かせください
 首都圏反原発連合は、十四グループで構成されていますが、二グループ以外は事故後に活動をはじめたグループで、運動をやっていなかった人たちが主流です。団体旗は掲げない、警察と摩擦を起こさないなどの約束事は、集まった人たちの中で無理なくそうなった。シングルイシュー故に幅広い人の結集が出来ている。特定の政党、人の応援はしない。政党はなかなか一緒にとはなっていないが、多くの人が一緒にやる中で、動いていくのではないでしょうか。出来ることをやっていく以外にない。組織があるところや組合が下支えしてほしい。イシューごとに連帯あるが、もっと全体的に連携を強める必要があるのではないかと思います。

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