2012年10月5日金曜日

非同盟諸国会議    
核兵器廃絶を求める
      テヘラン宣言を採択
8月30、31日、小松崎栄東京革新懇代表世話人、日本アジアアフリカラテンアメリカ連帯委員会代表理事が団長として出席。
                          会場にて
インタビューを受ける小松崎栄さん」
日本代表団として参加
16回非同盟諸国首脳会議が8月30日、31日に、イランの首都テヘランで開催されました。 
今回は、日本代表団として、小松崎栄日本AALA代表理事(団長、※AAPSOの代表)、緒方靖夫日本共産党副委員長、田川実日本共産党国際部員、高草木日本原水協代表理事の4人が、オブザーバー参加が認められました。 
日米安保リーフを手渡し、活発な交流を展開
代表団は、リーフ「安保条約と在日米軍基地の実相」、「日米安保条約をなくしたらどういう展望が開かれるか」(全国革新懇総会での志位日本共産党委員長講演)を英文で持参して、各国代表団などに手渡しました。リーフについては、「これは本当か」「同感だ」「増刷してよいか」等の声がありました。また各国代表団と、会場内外で交流もしました。
更に、マスコミ10数社からの取材を受けた代表団は、リーフを渡しながら非核・非同盟、平和共存を訴えました。 
激動の渦中にある国々の首脳が、
        率直な議論を展開
会議には、激動の渦中にある首脳が一堂に会し、率直な意見を述べ合いました。
イランの最高指導者ハメネイ氏は、「核エネルギーの平和利用は、国民の権利」と主張、米国等の反対を押し切り参加した藩国連事務総長は、「イランは核疑惑を払拭するための必要措置をとるべきだ」と力説しました。また、エジプト大統領は、「アサド政権は正当性を失っている。反政府勢力を支援するのは我々の義務だ」と発言しました。 
 非同盟諸国の団結をうたい、
   テヘラン宣言などを採決!
このような議論の一方で、インドのシン首相は、「発展途上国には、世界を牽引する力がある。我々が、発言権を持たないと、世界の問題は解決しない」。エジプト大統領は、「多くの問題を解決するために、団結しなくてはならない」などと強調しました。
そして、最後には、非同盟運動の精神で団結することを謳った「テヘラン宣言」などを採択しました。主な内容は、◇世界の課題解決のために、平等を原則で、国連安保理の改革など新たな世界の統治システムの構築、◇核兵器廃棄の包括的な条約締結、◇パレスチナの独立と民族自決の保障、◇人権のあらゆる場面での尊重、◇核の平和利用の権利の尊重、などです。 
※【非同盟諸国会議とは】
 「民族自決」「平和共存」「諸国民の平等」などを志にする非同盟諸国会議は、正式加盟120カ国、オブザーバー参加を含めると、実に国連加盟の国の71%が参加する組織です。原則として3年に一度、非同盟諸国首脳会議開催され、国連やAAPSO(アジア・アフリカ人民連帯機構)などの10組織がオブザーバーとして参加資格を有しています。
これまでに、◇公平な世界経済秩序の確立、◇核兵器のない世界の実現を、◇外国の軍事基地撤去、◇イラク戦争反対、など貴重な宣言を採択。国連や国際機関などで実現に努めると共に、非核や平和共存の地域共同体の確立などに努力しています。  

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