2011年11月9日水曜日

オリンピック招致よりも防災対策を  3職場革新懇

余震が続き、首都圏の直下型地震が心配される中、営団地下鉄、西武鉄道、全日空など交通関係の労働者がつくる職場革新懇が共同で、「首都圏地震・津波と公共交通の防災対策」と題するシンポジュームを、924日に東京労働会館で開催、約60人が参加しました。
 
首都圏地震の危険増大
日本科学者会議災害問題研究委員会の坂巻幸雄氏は、3・11東北地方太平洋沖地震が日本列島全体に及ぼした影響は大きく、顕著な誘発地震が続いており、首都圏での地震発生の危険は、より厳しくなったと捉える必要がある、と警告しました。そして、「図らずも近づく首都直下地震の予行演習となった感がある」と指摘、浮き彫りになった課題として、高層マンション、液状化、津波対策、交通渋滞・帰宅難民・物流確保などをあげ、「防災・減災運動の質と量を、この際急いで高めなくては、国民の生命と安全は守りきれない」と、訴えました。

予防原則で防災対策を
都政問題研究家の末延渥史氏(日本共産党都委員会自治体部)は、「問われる政治の責任」として、地震被害想定におけるタブー(高速道路、新幹線、原発)を告発、その目的が人命と都民の生活を守ることではなく、政治や経済といった首都機能を守ることに主眼が置かれていると述べました。財界戦略の自己責任論と石原都政による震災対策条例を批判し、「都市型スーパー災害」に備えて、「予防の原則」に立ち返る必要がある、と強調しました。

安全軽視の人減らし
東京メトロ労働者の五味洋氏は、3・11震災時に、駅や施設の安全点検した体験をリアルに報告し、乗務員のワンマン化、要員の削減が進められているが、災害時の安全対策からも人減らしを止めるとともに、非常時備蓄倉庫の充実が必要と訴えました。


フロアからの発言
フロアからは、次のような発言がありました。<全日空>地震・津波で羽田飛行場が“陸の孤島”になる危険。労働時間が延長され、保守点検の要員が削減されている。<地下鉄>3・11震災時に、メトロ86本、都営35本の電車が駅間で緊急停車。同時多発では、救援隊は来られない。<都庁>3・11震災時、民間委託の防潮扉が閉まらなかった。<古館都議>石原都知事はオリンピック誘致に執着しているが、防災の充実が一番。
参加者からは、「首都圏の交通を維持するために現場の労働者の役割は大きく、人減らしが安全を損なっていることがわかった」「自宅が立川断層に近い。都政が責任を放棄していることで被害は増すとのこと、そうさせない運動が大切」などの感想文が寄せられました。                  (写真は、液状化した臨海部)

2011年10月7日金曜日

「混ぜる」ことに可能性 松本哉さんが講演 

東京革新懇は、9月10日世話人会・代表者会議を開催しました。その記念講演として、インターネットで原発ゼロのデモを成功させたことで有名な松本哉氏が『どう共同を広げるか、私の経験』と題して講演しました。

楽しくなくっちゃ革新懇じゃない!            小金井革新懇が結成


小金井市で911日、32人の呼びかけ人によって小金井革新懇が結成されました。東京革新懇はすべての自治体で地域革新懇をつくろうと取り組んでおり、3年前に結成された東久留米革新懇に続くものです。詳しくは「地域から」をご参照ください。

2011年10月6日木曜日

安心できる住居なくして真の復興はない        中島明子(和洋女子大・日本住宅会議・東日本大震災女性支援ネットワーク)


■ハウジング・ファースト
 住宅を失った路上生活者の支援をテーマにする中で、生活を再建するためにはまず安定した居住の場の確保が重要であり、その上で一人一人が抱える問題に対応した支援を行うべきだとして、ハウジング・ファーストを掲げて研究してきました。今回の震災でも被災者にとってまず安心して寝ることができる住まいを優先的に確保すべきです。被災者は現在様々なところで暮らしていますが、住宅の再建は今後も最重要課題です。

以下、詳しくはこちらのページへ。

2011年7月27日水曜日

人間講座 20夜 3.11犠牲者・被災者に思いをはせ「人間の絆」を考える

山田洋次監督
七月十日午後、東京革新懇「人間講座」20夜「『寅さん』から『おとうと』へ人間の絆」が、日本教育会館ホールに七百五十人の参加者を得て開かれました。第一回「寅さんから見た人間社会」(905月)でスタートしたこの講座に、山田洋次監督を再び迎え、東京革新懇結成三十周年記念として、実行委員会をつくり企画されました。
「男はつらいよ」の主題歌でオープニング、「ビリーブ」、「見上げてごらん夜の星を」の歌で、311の犠牲者・被災者に思いをはせました。
中山浩彰実行委員長
山田監督は、「男はつらいよ」「たそがれ清兵衛」「学校」などの映像を紹介しながら、家族、人生、学問などを考える味わい深いトークで、参加者に感動を与えました。  若者と山田監督のトークも行われ、若者の生きづらさなどが率直に語られました。
会場で被災者救援のカンパが取り組まれ、革新懇会員・ニュース読者も増えました。
青年と山田監督のトーク
※「人間講座」とは;“社会を変えるのは人間だから、その人間を深く知ること、一人ひとりが主体的な人間になることが大切”と、作家の故藤原審爾さんの提唱で開始された。



新たな共同響き合い~全国革新懇・第31回総会~

運動のテンポが政治の発展に影響
全国革新懇は716日、第31回総会を開催しました。「報告と提案」は、東日本大震災、原発大災難に遭遇するという大激動の情勢のもと、「新しい政治」を探求する巨大なうねりが起きていると分析し、「いま革新懇の運動と組織づくりがどのようなテンポですすむか、は今後の日本の政治の発展に影響」と指摘、30周年の到達を確信に、飛躍をめざそう、訴えています。最後に、アッピール「原発からの撤退と新しい政治を求める国民的な共同をすすめましょう」と採択しました。東京からは、各革新懇から30人が参加し、全日空革新懇、西武革新懇の代表が発言を行いました。 

東京革新懇 事務局長会議
 東京革新懇は611日に、地域職場革新懇の事務局(室)長会議を開催しました。
乾友行全国革新懇室長が「激動の情勢と革新懇運動を考える」と題して講演、大震災で「日本のあり方」が問われているが、震災で突如、問題が浮上したのではなく、もともと自民党政治がゆきづまり、桎梏となっていたと解明しました。各地の成功例を紹介し、地域の多彩な要求・関心事をとりあげ、疑問にも上からかぶせないことが大切と強調、幅広い無党派の人にも声をかけやすい「全国革新懇ニュース」の普及を訴えました。
事務局からの未結成地区での『出前学習会』などの提起を受け、組織の拡大・強化で交流を深めました。

2011年6月9日木曜日

新連載 「貧困と格差」のない社会をめざして ①

 連載「東京における日米アンポを斬る」(2010年3月号~2011年5月号)に続いて、「構造改革」路線が招いた「貧困と格差」問題をテーマに取り上げます。多角的な視点から、「貧困と格差」の実態に迫り、「国民が主人公」の社会をめざします。

第一回
「人生エンディングにおける格差」
東京宗教者平和の会 事務局次長 
森 修覚(僧侶)
「知を力に」のページに掲載
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