2013年9月8日日曜日

「市民の声が社会を変える」

 官邸前抗議行動
 国会前ファミリー
 エリア担当
  
   紫野明日香
     (前進座俳優)

 

未だ収束など程遠い現状なのに
 20113月の大震災、そして東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故により、私たちの生活、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わってしまいました。原発というものは一旦事故を起こすと人間の力ではおよそコントロール出来ない危ない物であり、その成り立ちや仕組みを知れば知る程、何よりも大切な命と引き換えに存在している危険な物だと言う事は皆さんも既にご存知の事と思います。
 
 私は一人娘を育てるシングルマザーです。子どもを健やかに育てたいという思いは考えてみればごく当たり前の事。しかし、その当たり前の願いさえも政府や電力会社はマスコミをも味方につけて、ことごとく隠蔽し踏みにじってきました。福島では高濃度の汚染水が海に流され、未だ収束など程遠い現状なのに原発を再稼働させたり、海外へ輸出をしようなんて到底許せません。
 
市民の運動と政治との連帯が必要
  私は毎週国会前のファミリーエリアでたくさんの方々と一年半に渡り「原発いらない!命を守ろう!」と声をあげてきました。官邸前や国会前に限らず、全国各地およそ100ヵ所近くで同じ思いの方々が勇気を出して立ち上がり、真剣に行動している姿に毎回励まされています。
 
 参加者は実に様々です。子どもからお年寄り、若い方の姿もあります。そんな仲間の中に笑顔が素敵な女性がいました。彼女とは様々なデモや抗議の場で一緒になるので、直ぐに打ち解けて仲良くなりました。雨の日も風の日も雪の日も、苦楽を共にし励まし合い、声をあげてきた仲間、それが吉良よし子さんでした。
 
 彼女は自分の名前や所属や候補者だという事も一切明かさず、名もなき一市民として、私たちと行動をしていました。彼女が選挙に出られると聞いた時、驚きと共に明るい希望を見た気がしました。誰よりも私たちの思いを知っているからこそ私たちの思いを直接政治に生かしてくれると思ったからです。
 
 そんな吉良よし子さんが沢山の都民の支持を得て見事当選。国会議員になられたことを私は心から嬉しく思います。子どもたちの未来を守るためには私たちのような市民の運動と、イデオロギーの枠を越えた政治との連帯、これがどうしても必要だと私は考えます。また、原発問題とも関係し、命の根っ子にある様々な問題、国民を守るための憲法擁護、原発ゼロを不可能にしてしまうTPPの阻止、命を一番に据えた福祉の充実、弱い立場の人ほど重くのし掛かる消費税の増税。これらへの政策からも彼女に大きな期待を寄せています。
子どもたちに安全な未来を
 一年半、休まず抗議を続けるという事は本当に大変な事ではありますが、安倍政権の暴走が続く限りやはり黙っている訳にはいきません。私たちは微力かも知れませんが決して無力ではありません。今を生きる大人の責任として、一日も早く原発をゼロにし、子どもたちへ安心・安全な未来を手渡すためにも、まだまだ諦める訳にはいきません。
 
東京革新懇の皆さん、どうぞご一緒に手を繋ぎ、私たち国民の力で社会を変えていきましょう!!これからも大切な仲間たちと共に、元気いっぱい明るく笑顔で行動を続けたいと思います。
(パパママぼくの脱原発ウォークin武蔵野・三鷹代表・官邸前抗議行動国会前ファミリーエリア担当、前進座俳優)

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