2016年7月23日土曜日

都知事選あらかると(723日)-10
▼野党は共闘、市民も共同、
  都議補選も2区で共同 
 みんなで行動! 
 都政を変えよう日本を変えよう  
   「野党は共闘、野党はがんばれ! 野党は共闘、この際がんばれ!」―国会前で上がった「掛け声型」シュプレヒコール。参院選では全国32の一人区で実現し、大きな成果を上げたが、6人区の東京都民には、いまひとつ実感がわかなかった。しかし、都知事選で、民進、共産、生活、社民の4党幹部が勢ぞろいした。
 22日、有楽町駅前には、鳥越俊太郎候補を囲んで、生活の党・小沢一郎代表、共産党・志位和夫委員長、民進党・枝野幸男幹事長、社民党・又市征治幹事長、それに東京・生活者ネットワーク西崎光子都議がそろって街頭演説。「みんなに都政を取り戻そう。東京から日本を変えよう」と訴えた。
 鳥越氏は「東京から平和と憲法を守る、核のない社会を作る」「都民、国民をだまし討ちにする安倍政権にノーを言わなければならない。東京に反安倍の旗を立てる」と強調した。「アベ政治反対」の野党がそろって手をつなぎ、聴衆にこたえると、「政治は本当に、変えられるかもしれない」と勇気がわく。国会前の訴えとは違って、今度は選挙。都民一人ひとりが、具体的に意思表示できる機会だ。
 22日には都議の欠員を埋める大田、台東、新宿、渋谷4区の東京都議選が告示された。ここでも、新宿、渋谷の両区では、民進、共産両党が候補を立てるが、大田、台東両区では民進・共産の共闘が実現した。
 次期衆院選に向けて辞職した民進党区議の後を受ける大田区では、共産党が予定候補を取り下げ、民進公認の元大田区議、森愛氏を支援すると発表、区長選に出た自民党都議の後を受ける台東区では、民進党は共産党の党地区都政委員長、小柳茂氏を支援、早速、民進党の松尾明弘・都2区総支部長が応援に立った。
 野党統一の鳥越候補の運動はそれぞれの地域で共同行動を生み出しているが、すでに噂される次期衆院選の小選挙区については、中央での共闘協議だけではなく、それぞれの地方組織同士でも話し合いが広がっている。
  鳥越候補と確認団体の選挙カーが、毎日都内のあちこちで、地元の野党代表と「都政を変えなければ、」と立ち上がった市民の輪をつくっている。選挙期間中でも市民団体や労組が「保育所に予算を」「憲法改悪反対」など政策要求の政治活動は、投票依頼の選挙運でない限り自由にできる。ネットでは投票依頼でも構わない。
  弾圧を受けないように気を付けながら、「私たちが都政に求めているのは何か、国政に求めるものは何か、そして東京から開く、新しい国民本位の政治とは何か」を語ろう。
 市民運動は野党を結び付け、統一を作っていく。国会前で上がった市民の運動は、野党を結びつけ、いま新たに都知事選で広がった。このうねりは、次第に全国で広がり、それぞれの選挙で一層深まっていくのも間違いないだろう。

 野党は共闘、市民も共同、都政を変えよう、日本を変えよう、みんなで変えよう! M)

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