2024年1月31日水曜日

2024年1月27日東京革新懇総会

 東京革新懇第32回総会開催

 自民党政治を打ち破り、国民本位のまともな政治を!東京から日本を変えよう!

  127日ラパスホールで東京革新懇第32回総会を72人の参加で開催。見出しをスローガンに、自民党政治を、市民と野党の共闘を発展させて根本から変えようとの熱気あふれる討論が行われました。

 記念講演ー戦場にさせない

 参議院議員伊波洋一さんが「日本の国土を戦場にさせない―沖縄から見た『台湾有事』」と題して記念講演。(詳細は3月号で報道) 

開会挨拶―自民政治に終止符

井澤智代表世話人開会挨拶

「今年は、
民党政治、小池都政を震撼させる重要な一年。124日に都知事選のキックオフ集会開催。あとは神輿を求めて奮闘したい。東京の最賃1113円、一人で暮らせない。日本の労働分配率は極めて低い。大企業は4割以下。政治が内部留保を吐き出させ、最賃を全国一律1500円へ政治変革が必要だ。市民とともに新しい政治をつくることを呼びかける」。 

政党挨拶

鈴木陽介立憲民主党衆議院議員

 「自民党の裏金が大問題に。30年ぶりの政治を変える大きなチャンスだ。今、20代の青年が2年間で1万人イギリスに出稼ぎに出ている。最賃1500円徹底的に追求していく。パレスチナ問題では、日本は国連難民支援機構に100億円出したが、子ども達などに行き届くよう支援の在り方を考えなければならない」。


和泉なおみ共産党都議団幹事長 


和泉なおみ共産党都議団幹事長「昨日、
24年度都予算概要発表。経済界ファースト、都民の暮らしに無関心、都民の声聞かない予算だ。都民の暮らしが大変な状況だ。豊かな都財政を中小企業、都民のための使うことを求めていく。2017年度予算と比べ税収は1兆円増えている。都民の福祉の向上を図る自治体本来の役割を果たす都政への転換めざし、皆さんと力を合わせて東京から政治を変えよう」。

伊地智恭子社民党東京都連合幹事長


「コロナ禍で困窮が広がった。生活保護も穴だらけだ。マイナ保険証の押し付けもひどい。市民と野党の共闘で東京を変えて行けると思っている。
3年前の都議選では共産党清水さん、衆院選では大河原雅子さんが議席を得た。都知事選で、社民党は皆さんとともに力を合わせて取り組む。


全国革新懇挨拶 小田川義和全国革新懇事務室長


「自民党支持率は、「時事」調査で
1960年以来最低の14.6%。国民に政治はこう変わるとの姿を示し、自民党政治を終わらせる国民的運動を起こさなければならない。総選挙は必至と言われ、都知事選と同時選の可能性も。東京から、自民党型政治を終わらせる運動への期待を申し上げ連帯の挨拶とする。

 


総会議案提起 今井文夫懇事務局長

「裏金問題重大だが、根本の問題は金で大企業本位に政治が曲げられた。消費税負担は509兆円。税と社会保険料の国民負担率や約50%。非正規労働者が4割、実質賃金約60万円ダウン。国民の巨額の所得が奪われ、経済は長期停滞、貧困が広がる中、物価高騰が直撃。国民の自民党政治に対する批判が高まった上に自民党裏金問題。大軍拡への批判も広がっている。総選挙、都知事選に向けて、地域から市民と野党の共闘を強め、自民党政治を転換する年にしよう。

 討論では13人が発言、活発な討論が行われました。

閉会挨拶 金子勝代表世話人

「自民党政治の本質を暴き、国民の要求の政策化をしなければならない。イスラエルは自衛としてガザで殺戮。自衛戦争で反撃自体が時代遅れだ。21世紀は、憲法9条の理念で、紛争を解決していくことが課題だ」。



地域・職場・団体の発言

 木原秀子(東京母親大会連絡会)

昨年1216日に東京母親大会を開催し950人で成功した。若い世代の参加を増やすために「性教育」分科会を、町田の新婦人親子リズム小組の30代・40代のみなさんが、企画・運営を行った。2月に都知事・都議会要請、都民の要求を大切にした都政を求める。

イスラエルのガザ攻撃では、麻酔が不十分な中で帝王切開との報道に心が痛む。11月に抗議声明、12月大会で特別決議を採択。1月にイスラエル大使館近くで「子どもを殺すな!」と抗議行動。私たちのスローガン「生命を生み出す母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます」を運動の基本に行動していく。 

千田 昇(町田革新懇)

11月に池川都議と神宮外苑再開発のフィールドワークに参加。伊藤忠商事が190mの高層ビルを3棟建てる。外苑の3分の11000本の樹木を伐採する。ラグビー場は屋根付きで人工芝。著名なラガーも反対している。 

町田市の隣の多摩市で統一協会の施設建設問題。住民の反対運動、多摩市長も市議会も反対で建設は止まっている。住民運動頑張り、現在の建屋の解体以上はさせず、白紙撤回めざし頑張りたい。 

松元忠篤(東久留米革新懇)
 裏金問題や企業献金で政治がゆがめられ、9条があるのに敵基地攻撃能力を持ち中国を攻撃しようと準備している。オスプレイ1機220億円、トマホーク400発で2600億円。これらの予算の一部でも能登に贈るべき。今、日本は戦争前夜のとんでもない状況。そこで、東久留米では木曜日夕方毎週宣伝。所沢からやギターやフルートの応援もありにぎやかに行動。戦争はイヤ!声をあげよう実行委に多くの団体が結集し、市内11か所宣伝を年3回、パレードを2回。毎回150人前後の参加。知事選・総選挙は極めて重要。投票に行こう!を大宣伝しよう。

 丁 弘之(府中革新懇)
 府中市長選は明日投票日。多摩の保守の3大牙城。現職と甲田府中労連議長との一騎打ち。4年前の選挙では、官製談合の当事者を選対本部長に据えた。疑惑を問うている。現職陣営は、徹底して自民党隠しで選対本部長に都民ファースト都議、連合役員も選対に入れ、小池都知事も応援。保守の大包囲網を打ち破る。

 今日は原発ゼロのデモを予定。珠洲原発は住民運動で止めたが、動いていれば能登半島地震で福島以上の災害になるところだった。府中はねばり強く運動を進めていく。

 


星 憲彦(三多摩革新懇)

 自民党政治への怒りが凄い。自民党政治を終わらせるために、三多摩の地域から頑張りたい。立川市長選で勝利した。ある新聞が、東京西部戦線に異常ありとして、世田谷、中野、杉並、多摩、武蔵野、立川との広がりを伝えた。西多摩地域では、青梅で自民系現職を大差で破り、日の出、檜原、羽村、奥多摩、瑞穂と自民系以外の首長。残るのは福生とあきる野になった。一つ一つ選挙で勝ち、自民党政治を倒すことにつなげたい。

 


田辺良彦(共産党都委員会)

自民党は政治腐敗、経済対策、戦争する国づくりでも深刻な行き詰まりに直面し限界に達している。根底に大企業いいなり、アメリカべったりがある。3つの共同目標を持つ革新懇の役割は他では代わることは出来ない。

 キックオフ集会はメディアの注目を集めた。28日には、宇都宮健児、福山真劫、浜矩子、前川喜平、菱山南帆子の各氏など呼びかけ人、野党各党、市民連合、市民と野党をつなぐ会@東京、革新都政をつくる会、呼びかけ人会議などで候補者の擁立を進める。皆さんと力を合わせて自民党政治を終わらせるために全力を尽くす。

 


五十嵐 仁
(代表世話人)

八王子は、萩生田前自民政調会長の地元。加計学園問題、統一協会問題、裏金問題揃った大悪人。市長選では、自民党支持者でもお灸をすえるとの人がかなりいた。滝田候補を、立民、共産、ネット、社民、新社が応援、自民党市議会長、元自民党衆議院議員など自民党良識派が支援。滝田、両角合わせると102千、しやけ氏の64選を上回った。向こうが茂木幹事長、小泉新次郎を投入し、小池都知事が各戸への電話など総力戦。滝田陣営は国会議員断った。勝つために持てる力をどう使うか問われる。都知事選では、知恵と力を最大限発揮したい。


中山 伸
(革新都政をつくる会)

キックオフ集会は、市民と野党が共同し一堂に会する画期的集会となった。都民の生の怒りの声を出すリレートークとそれを受けての野党の決意表明の2つの中身。市民と野党の共闘をさらに発展させてたたかう。小池都政を徹底して検証してたたかう。共通政策を練り上げてゆく。地域、各分野でも共闘組織をつくってゆく。同じ投票日で9選挙区で都議補選がたたかわれる。同じベクトルで小池都政の転換めざす。首都決戦の決意を表明し、岸田政権に痛打を与えることをめざす。

 


村正明(千代田革新懇)

122日に千代田革新懇を再建した。再開発がどんどん進み、1年で8000人が転入し、7000人が転出。18の市街地再開発事業が進む。背景は、自民党の都市再生路線と小池都政の稼ぐ東京路線。日比谷公園整備計画では、公園という公共空間が儲けのための空間に変えられてしまう。三井不動産の計画を都がお墨付きを与える経過となっており、公園の樹木が伐採される。市民の声を生かしてまちづくりをどう進めるかをつきつけてく。その取り組みをすすめようと革新懇再建した。現在、官製談合問題でも取り組んでいる。


佐々木 浩
(人間講座)

中村哲さんの「荒野に希望の灯をともす」の取り組みが記載されているが、「人間講座」と位置付けて取り組んだが、その点落ちているのはどうしてか。「人間講座」は、1990年に日経平均株価が38915円をつけ拝金主義が横行した時に、人間の在り方を問う取り組みとして始まり、革新懇運動の裾野を広げてきた自負がある。運動の低迷期に、元気を出し株価が36000円に達し、裏金問題も浮上するもとで、人間講座を見直してほしい。


児玉紀子
(足立革新懇)

自民党政治を終わらせる国民大運動最初の行動として、1月23日北千住西口でタウントーク。高校生や若者の通行多く、「政治に関心がある」という大学生、「革新懇のような活動に参加したい」との若いカップルなど若い世代の反応に革新懇の希望と未来を実感。

 総選挙・都知事選挙をたたかうために、革新懇事務局メンバーは市民連合の事務局に参加。13区の市民連合あだちでは、足立独自の2つの項目-消費税減税と自治体の市民サービスをまとめ、野党を訪問する予定。29区では11月末に「希望をつなごう東京29区の会」を結成。総選挙、都知事選挙に向けて、地域から国民・都民本位の政治に変える動きを大きく広くしていく。


野本春吉
(大田革新懇)

目黒区全体と大田区の一部で構成の26区。11月に市民連合連絡会の結成総会開催。かなりの大物をと検討している。

 運動も強めようと、114日には大田市民アクションが50数名と議員で街頭宣伝。7人の市民のリレートーク、立民議員は谷川で頑張ると発言。

 裏金腐敗の追及は重要。東京では東都政時代に、都議会議長選の買収事件でリコール運動、都議選で自民が大敗、社会党、共産党が伸び、革新都政につながり、全国に広がった。金と政治に都民は敏感だ。怒りを政治の大転換につなげていきたい。

 


木下雅英(都教組)

国や都の「働き方改革」はほとんど効果なく、逆に競争と自己責任、「人材育成」教育等を押しつけ、教職員の長時間過密労働が一層深刻に。その上、昨年度以上の教職員未配置で崩壊状態の学校も。さらにコストカット、「稼ぐ自治体」政策による統廃合、小中一貫教育が強引にすすめられ公教育そのものが危機に。給特法の改正、教職員定数の抜本改善、少人数学級の加速・拡大、何よりも教育施策を大転換し、どの子も大切にし、子どもの学ぶ権利を保障する教育の実現を。そのためにも、都知事選や総選挙では市民と立憲野党の共闘を強め、都政・国政の転換を。代遅れだ。21世紀は、憲法9条の理念で、紛争を解決していくことが

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