東日本大震災では、被災地の行政機能がストップする事態が生じ、その機能が再確立するまでは、住民は自らを守り、地域で助け合うことが求められました。また復興に向けては、行政任せではなく、自分たちのまちを取り戻す、あるいは新しいまちを作り出す努力が必要です。あらためて、行政の危機管理とともに、「住民力」が問われているように思います。
市長になって15年半、住み良い狛江づくりに努めてきましたが、私の終極の目標は「住民自治のまち」を築くことです。それには、行政や市民の意識改革と力量の蓄積が不可欠であり、長い年月の地道な積み重ねが求められます。そこへ着実に接近しようと、「…してあげる政治」から脱却したい、まちづくりでは、市民が一丸となれる共通の基盤をつくりたい、市民には市政に参画するとともに、役割に応じた責任を果たして欲しい、こんな思いでがんばってきました。
いざという時に備えるためにも、この方向をさらに前進させなければと決意を新たにしています。
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