「徳川家康が開いた小山会議だ」
改憲阻止のたたかい、革新懇の強化、ニュースの拡大等の意思統一・交流
裁量労働のデータねつ造、森友学園問題での公文書改ざん、リニア疑惑など、情勢は激動している。潮目は変わった。3月25日の自民党大会までに条文案しめせるかどうか、そして、公明党や世論を説得できるかどうか。
乾友行全国革新懇事務室長の報告
「自衛隊に感謝する道は、9条を変えないことだ」の横断幕、「3000万署名は、断られて悔しがることではない。そこからが安倍政権を倒すかどうかの勝負所だ」。3000
万署名成功の道は、学習と経験交流、地域の共同、全戸訪問。
今ようやく全国で共同アクションができ、体制が取れつつある。
3月3日、東京革新懇事務局(室)長会議が33人の参加で開催され、3000万署名推進を中心に改憲阻止のたたかい、全国・東京革新懇ニュース拡大等で活発な討論が行われました。
五十嵐仁東京革新懇代表世話人が開会挨拶、「森友学園関連文書の改ざん問題、働き方改革での問題噴出、リニアの談合問題など情勢が激動しはじめ面白くなってきた。今日の会議は、天下分け目の関ヶ原たたかいを前に徳川家康が開催した小山会議だ。3000万署名を前にさあやるぞという会議だ。改憲阻止は受け身だが、草の根から統一を広げ、連立政権をつくる基盤づくりの攻勢的取り組みだ。宣伝・対話で安倍政権を追いつめ、9条改憲阻止していこう。東京革新懇の総力をあげよう。腹を固めていこう」。
乾友行全国革新懇事務室長がミニ講演、「2000万署名や戦争法反対と比べ3000万署名は難しい。アベの自衛隊を明記するだけだとの主張。日本会議が戦争法反対のような取り組みさせない、市民の分断と言っている。戦争法のもとでの自衛隊のリアルな、桁違いの危険な実態を知らせることが重要。3000万署名の取り組みで、地域革新懇は対話力を持っている。一点共闘で革新懇の架け橋の役割重要。革新懇勢力がより強く大きくなれば、長期的視野をもってたたかいぬく力になっていく。ニュースの拡大でも力の発揮をお願いしたい」。
今井事務局長の提起の後、討論。三好鉱一代表世話人がまとめ、小竹紘子代表世話人が閉会挨拶を行いました
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特徴的な発言の紹介
昭島革新懇 総がかり昭島市民の会で3000万署名取り組んでいる。毎月3日と19日に駅頭宣伝署名を30~40人で実施、毎回1000部配布。1月に700世帯に返信用封筒付けて全戸配布と訪問、100筆弱。3月4日に1000戸配布・訪問。その地域に3月1日・2日ハンドマイク宣伝、署名が一定集まるなど反応出てきた。3月10日渡辺治さん講演会、6月に松元ヒロさんのつどい。ニュースは63部を100部にしたい。(昨年の拡大の経験を下記に)
大田革新懇 14人の呼びかけで大田市民アクションを12月に結成。署名17万目標で現在13000超えた。3月18日香山リカさん講演を400人規模で予定。革新懇独自で第2・4木曜日に宣伝署名活動。革新懇の体勢強める。団体の賛同と個人100人に独自に伝わる体勢つくる。ニュースは10部は増やしたい。革新懇の評価高まってきている。田園調布市民アクションが結成され、2000筆目標で現在700。1人で100筆集めた、カンパ8万円集まった、鳩山元首相夫婦が署名したなど。署名苦労している。アベ9条加憲、十分検討の要あり。学習会が少ないのではないか。
江戸川革新懇 十数年前に江戸川革新懇があった。昨年10月から再建の準備をはじめ、呼びかけ人が40人、4月27日に再建総会、渡辺治さんの講演で300人集める。3000万署名は、戦争させない江戸川の会が取り組んでいる。区内を7ブロックにわけ、交流して進める。2月18日には、日体大の清水雅彦氏の講演で決起集会開催し180人が参加。平井地区は、交流会をもち、ローラー作戦を実施していく。九条の会も週2回宣伝署名活動。葛西地区では800目標で1200に達している。江戸川としては9万目標で現在13000。3月中には45000に行きたい。
府中革新懇 署名は6万目標で2月末10890筆。3月21日に大行動に取り組む。行動することで打つ破る。ニュースは、全国・東京・三多摩・府中ニュースセットで年会費2000円で届けている。2年前発足の市民連合の運営委員7人に読者になってもらい全員読者に。全国革新懇ニュースは1面で増やせる。250部にしたい。
板橋革新懇 戦争法反対で出来た「許さない!戦争法 オール板橋行動」が3000万署名担い、市民と野党の共闘組織「チェンジ国政!板橋の会」も入る。3月1日に、望月衣塑子さんの講演会を、300席の会場で328人で大成功。雰囲気出来た。4月28日に大集会を成功させる。そこに向けて3000万署名運動など進める。地域毎に実行委員会つくる話し合いが7つ生まれている。そこで本格的に全戸訪問すすめる。3~4割家にいて、半分離してくれ、半分署名してくれる。足を踏み出したところは確信になっている。生健会120人の集いに行ったが、民主団体の集会に足繁く顔を出し訴える。NPOや宗教法人、労組全部に郵送を計画している。
共産党都委員会 共闘の成果が色々出ている。町田市長選では、立憲民主党を支持する町田市民の会が木原氏を推薦し、得票は前回の1.5倍。立憲民主党都連代表が、共産党都委員会に、今年ある区長選について共闘してたたかいたいと申し入れてきた。自由党の渡辺氏も話し合いたいと申し入れてきた。社民党大会で5野党が選挙協力表明している。共産党は、3000万署名で1000万を目標とし現在100万、3月の飛躍をめざしている。国民の広い層が憲法をほとんど知らない。知人に憲法の内容を話したら協力してくれた。アベ改憲とのたたかい、憲法そのもので出来る。
杉並革新懇 月1回、革新懇宣伝として民商の宣伝カーを借りて運行している。3月11日に9条変えるな杉並市民アクションの結成集会やる。次々に共同集会予定され、4月11日に大講演会を開催する。6月に区長選。元民主党都議の田中区政、民主、社民も与党。区長候補の擁立と政策づくりを市民運動としてやる。
中野革新懇 2年半前に出来た「安保法制の廃止をめざす中野アピール実行委員会」を中心に、毎月2回の宣伝署名を行い、2月末で61回目となった。参加は30~50人、署名は30~40筆。1人で100筆集めた人が何人も出ている。6月3日告示、10日投票で区長選がある。中野アピールが呼びかけて、区長選を考えるつどいを行い、「区民の声 中野」を立ち上げた。立憲民主党から意中の候補者いるとのことで、今日2時、坂井副参事が立候補表明する。大きくまとまろうと話し合いが進んでいる。候補者に対し、政策で確約をとる、定期協議を政党と「区民の声 中野」と約束させることをめざす。こういことが出来るようになったのも、市民と野党の共闘の努力の積み重ねだ。
ほかに、世田谷、目黒、西武、町田、三多摩の各革新懇の発言がありました。
昭島革新懇、昨年ニュース47部拡大の経験
無料宣伝紙で足を踏み出せば 反応が良かった!
昭島革新懇は、全国革新懇・東京革新懇・三多摩革新懇ニュース・昭島革新懇会員の拡大に取り組み17年4月24部、5月17部など、47部の成果を上げることができました。革新懇再開後はなかなかニュースの拡大まで気が回らなかったのが実態でした。再開後「しんぶん赤旗」に購読の訴えを2回ほど折り込みをしましたが、反応が鈍く申し込みはありませんでした。共産党のある地域支部が共産党大会決定の学習の中で、「革新懇の強化のくだりがあるがよくわからない。地域での革新懇の姿が見えないが、革新懇について学習をしたい」とのことで、革新懇事務局で講師を派遣し学習会を開催しましたところ、理解が深まり、まずはニュース読者になろうということで支部指導部の2人が購読を申し込み、その後この地域では読者が12名になりました。
また、全国革新懇・東京革新懇で無料の宣伝紙の提供を活用して足を踏み出したところ、意外と反応が良かったと思います。「総がかり昭島市民の会」の堀代表も快諾をいただきましたし、体調を崩して活動に参加できないがニュースを読むことぐらい協力できますという人、以前組合の方で読んでいた教職員組合で活動していた人も購読いただきました。年金者組合の書記長は総会で自ら世話人に名乗りを上げ、ニュース購読と同時に事務局のお手伝いもできますと伝えてきました。昭島では読者に地域の偏りが見られますが、全地域で拡大の成果が上がると、昭島での統一戦線での役割が果たせるのではないかと感じています。引き続き取り組んでまいります。(永川勝則)
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