2012年7月8日日曜日

 歴史の岐路
  統一戦線めざす革新懇の出番 
          東京革新懇世話人会代表者会開く 7月7日
大阪「橋下維新の会」をどうとらえ、どうたたかうか 猿橋均さん
激動の情勢とナチズム               畑田重夫さん
7月7日、東京革新懇の世話人会・代表者会が開かれ、50人が参加しました。「体感して、そしてつながって知っていく。それが「脱原発の思想」をつむぎ政治を変える力になっていく大きな可能性を感じます。我々こそ体験を共有し「革命」を本物にしていく役目があります」と、新千明代表世話人(新婦人都本部会長)が開会挨拶。 

畑田さんが特別発言 
畑田重夫東京革新懇世話人(全国革新懇代表世話人)が特別発言を行い、ナチズムの歴史にふれて、「今まさに歴史的な岐路、私たちの本気度が問われている。統一戦線をめざす革新懇の出番であり、学習を重視し活動家を増やそう」と訴えました。
猿橋書記長が記念講演 記念講演として、猿橋均自治労連書記長が「大阪『橋下・維新の会』をどうとらえ、どうたたうか」と題して、講演しました。
冒頭、「稀代の立役者」橋下徹に「期待(人気?)が集まる大阪的土台」は何かを解明、それは、①大阪人の持つ、「反権力」「ボケ・ツッコミ」の気風、②「東京一極集中」による大阪の経済基盤の崩壊と、全国でも最も深刻な住民生活の困窮、③大阪市当局と連合市労連の根深い「癒着構造」にあると説きました。
続いて、「橋下・維新の会の異常な行政運営とその狙い」として、労働者・労働組合敵視と職場の分断・専制支配、徹底した「構造改革」と市民負担の強化の実態をリアルに紹介しました。そして、「税金が入れば『既得権益』」、公務員労働組合を「敵」とする攻撃を、マスコミが「持ち上げ」あおっていると指摘、その一方で、「独裁」に対する不安と萎縮の広がり、憲法・現行法との乖離、住民の願いとの離反など「不安さ」を見抜くことが大事であると述べました。最後に、「どうたたかうか」として、「狙い」を事実で粘り強く反撃、住民の権利確保と「民主的公務員制度」確立とつないで、全国や国政に波及しつつある動きを許さない取り組み強化などを強調しました。
「一点共闘」が前進
 続いて新堰義昭事務局長が、「原発、TPP、消費税、米軍基地の押し付け、憲法改悪などに反対する『一点共闘』が前進、それらが重層化して発展している。しかし、どの要求も国の政治を変えなければ実現しません。そのための統一戦線=『架け橋』の役割を果たしているが革新懇運動であると、その意義を力説し当面のとりくみを提起しました。
討論では、目黒などの各革新懇から、原発ゼロに向けた地域の共同(大田、西東京)、放射能から健康を守る活動(世田谷)、リニアモーターのシンポ(町田)、比例定数削減反対の共同(立川)、活動の改善(三鷹)などで発言があり、都教組の木下書記次長は、石原都知事の「破壊的教育改革」を告発、自由法曹団の藤本東京支部長は、「連用制は、選挙をゲーム・パズル化する」と批判しました。終わりに、「オスプレイの配備に反対する声明」を含め提案を確認しました。
東京は先行
閉会の挨拶で高岡岑郷代表世話人は、「新自由主義によるくらし・医療福祉・教育などの破壊は、大阪より12年も前に、東京で始まっている。石原氏は、橋下氏の「9条は国民投票で」よりも過激で、憲法を破棄したいと言っている。東京もがんばろう」と述べました。


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