東京革新懇世話人・学習交流会開催
小選挙区で野党・市民の共同を前進させ、政治変革めざそう
「参加してとても良かった」
9月24日ラパスホールで、参議院選挙結果を受け首都東京でどうたたかいをすすめるかを中心テーマに東京革新懇世話人・学習交流会開催。工学院大学非常勤講師の木下ちがや氏の講演も好評。68人の参加のもとに19人の充実した討論。「参加してとても良かった」「都知事選すっきりした」等の感想が寄せられた。
木下ちがや氏講演
安倍政権の立憲主義破壊で、「憲法を変える必要ない」が55%と70年代水準まで激増。原発廃止も運動通じ「いずれは」を含めて8割に。憲法、原発の意識が一気に変わった。「3・11後の運動」が野党結集を促し、「改憲与党連合対護憲野党連合」が成立しつつある。野党の選挙協力は「日本の政治史上の画期的転換」だ。
先駆的だった革新懇と9条の会、この「全国的な」運動の長年の蓄積が、いまの政治の基底部分にある。
沖縄の島ぐるみの取り組みは、保守・革新の枠組みを超え、沖縄財界を巻き込む共同戦線、独自の政治ブロックとして形成。選挙における圧勝は政治的に有効な力を実証。
大阪では、無党派市民運動「SADL」が、反維新陣営接合で活躍、保守勢力と共産党の共闘がすすんだ。沖縄、大阪で新しい政治モデル形成。
14年総選挙で共産党が躍進し民主・共産共闘の基盤つくられた。国政で対抗ブロックが形成、政治と世論・運動を結ぶ回路が回復、たたかいの焦点が安保法制から民主主義全般の問題に拡大。「二つのモジュール」の合流を象徴したのがシールズ、「器」としての学生運動-野党共闘の器であり、「個人」が結集する器として機能。全体として、共産党と革新共同の運動の動向に全体の政局が左右される流れに。
参院選における「東京モデル」、①無党派層での野党の圧勝②共産党の「限界突破」③野党共闘は都市でこそ力を発揮する。
舛添問題は、オリンピック利権で自民党の言うこと聞かない舛添にお灸を据えるスキャンダルリークから始まり、自民党の思惑以上に世論に引火、共産党追求でさらに炎上。舛添を首にし次を立てようとして躍り出たのが国政では「窓際」の小池。小池は反自民ポピュリズムを偽装し民意を吸収し圧勝。民意を背負いすぎたために躊躇した築地移転問題に着手、延期して矛を収めるつもりが、また共産党の追求で世論炎上。小池が、参院選で野党が大きく獲得した無党派層をかすめ取った故に逆に縛られている。
参院選から都知事選への流れの総括は、野党共闘の帰結は、目先の勝ち負けではなく、政治過程を規定している大局的長期的視点から総括し、今後を展望していく必要がある。
今井事務局長が基調提起
たたかいと共同を全力で発展させ、要求の前進とともに、小選挙区における野党共闘の実現・発展をめざすことは日本の命運をかけた課題。来年の都議選1人区でも共同めざそう。革新懇の力を今こそ発揮を、労働組合・民主団体の力の結集と革新懇の強化をめざそう。
活発な討論
三鷹 22区(稲城、調布、三鷹)の稲城で「政治を変えよう稲城市民の会」が110人で結成、調布・三鷹からもエール。三鷹オール市民の会で共産、民進に共闘を個別に要請。
練馬 10区で野党共闘すすめるTeNネットワーク結成、9月4日に共産・民進の候補を含む140人の集会、10項目の補選政策で民進党も基本的にOK。学者・弁護士26氏の共闘のアピール。9月24日に共同に向けた集会開催。
日野 17年1月15日に2000人の賛同で1000人集会めざす。2月から会員を30人増やし82人、100人めざす。
東商連 大田区のあくどい国保税の差し押さえと東京都のそれを奨励する制度を告発。
府中 18区(武蔵野、小金井、府中)で11月11日キックオフ集会開催。知事選で市議6会派・民進都議含め積極参加。
杉並 8区での統一めざし2回の円卓会議開催。知事選では野党共闘で高円寺大演説会など市民が貴重な体験。民進、共産議員含めご苦労さん会。10月に3回目の円卓会議予定。
北 原発、戦争法と一点共闘発展、全員一致でやること重要。最初ぎこちなかったが最近はざっくばらん。民進党含め打ち上げよくやる。人間的信頼関係つかむこと重要だ。
西武 軽井沢スキーバス事故で規制緩和問題学習会。毎月の国会行動、西武線92駅巡回宣伝、4職場革新懇の共同宣伝実施。11/23に4職場革新懇共同で安全シンポ開催。
八王子 NOWAR八王子アクションの行動が幅広い2~1000人で14回。宣伝は伝わりやすく、相手にリスペクトもち歩み寄ってゆくこと大事。
西東京 13氏呼びかけの2000万署名成功させる西東京の会が総括会議、幅広い団体・個人・政党を含む共同について議論。衆院19区は枠を乗り超えるのが課題。
中野 この間の共同の枠組みで鳥越サポーターズ中野立ち上げ活動。8月から月2回宣伝、9月17日300人で8回目のパレード。取り組みの後の慰労会、気兼ねなく話せるようになった。長妻昭連続5回当選のもとで共闘の話し合いない。統一しないと2年後の区長選でたたかえない。
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