衆院選小選挙区での統一めざし
円卓会議開催 杉並
「NOWAR杉並」結成、超党派議員の活動
14年夏に革新懇も含めた主な市民運動体のメンバーが個人名の呼びかけで、「NO WAR杉並」を立ち上げ(戦争法反対でつながる緩やかな市民ネットワーク)、区内の様々な運動体と共に「戦争法廃案」の集会、デモ、宣伝に取り組んできました。その中で、「違憲立法に反対する区議会議員有志」17名(民主党、共産党、社民党、生活者ネット、緑の党、社民党、無所属区民派、杉並わくわく会議)が独自のチラシの作成、宣伝行動を展開し、「NOWAR杉並」との共同行動も積み重ねてきました。
「戦争法」採択後も「戦争法廃止」「野党共闘」「2000万署名推進」を軸に運動を継続し、革新懇が提起した2月9日の「小林節さん大いに語る」集会は、区内25の団体・市民運動体の実行委員会方式で開催され、400名以上の参加で、2000万署名推進と野党共闘を求める市民の決起の場となりました。
「議員と市民の会@杉並」結成
昨年末以来、超党派17名の区議と「NOWAR杉並」の市民らによる懇談会を数回積み重ねてきました。その中で、①「安保法制」を廃止し、立憲主義を取り戻す ②安倍政権を追い込み、暴走を止めるという二つの目標を実現するために、国政選挙で「自・公とその補完勢力」を少数にするための諸活動をする「自由と平和のために行動する議員と市民の会@杉並」を結成しました。「市民の会@杉並」の賛同署名を集めながら立ち上げ集会として、4月15日「政治を変えよ!自由と平和のための4・15杉並集会」を開催し、山口二郎氏の講演と参議院選挙東京選挙区の野党候補、小川敏夫(民主)、山添たく(共産)、増山れな(社民) の各氏がそろって出席しそれぞれスピーチ、17名の区議のアピールなど400名以上の参加で盛り上がりました。
衆院8区の野党一本化の円卓会議開催
4月29日、「市民の会@杉並」は現時点で立候補を表明している民進党、共産党、無所属(元民主党)の3陣営に申し入れ、「8区の野党候補者の一本化を模索するための円卓会議」を開催しました。各陣営の責任者が出席し、参加した市民101名と意見交換を行いました。小選挙区制になった1996年の衆議院選から東京8区では7回連続で石原伸晃氏が当選しています。しかし、得票率で50%超えたのは2回に過ぎません。それだけに野党候補の一本化を求める市民の声は高く、一本化を求めるテーブルに3陣営の責任者が温度差があるものの一堂に会した意味は大きいものがあり、次回開催を約して終えることができました。
第2回円卓会議開催
5月29日に2回目の円卓会議を150人の参加で開催。今回は候補者を中心に市民との交流、政策についても意見交換をすすめことにしました。各候補者が日程を調整し、民進党公認候補の吉田はるみさん、日本共産党公認候補の原田あきらさん(区議会議員)、無所属の円より子さん(元民主党参議院議員)の3氏が出席、各候補者の意見表明のあと、時間が限られているため、市民から候補者への質問、意見をカードに書いて集約(ポストイット)し、意見交換。ポストイットの大半が候補者統一に関する質問・意見で「候補者統一が決まればその他は候補者を下ろすのか」「政策協定した場合、党中央との整合性は克服できるのか」「石原に勝つためにはもっと大物候補の擁立を」など、厳しい意見も出されましたが、候補者も政党関係者も誠実に回答。主催者側も政策の違いを際立たせるのでなく、一致点を探り出すこと、誰が統一候補になっても、その後も仲間として共にたたかっていこう、という姿勢が貫かれた運営で、市民が参加する新たな選挙戦を次第に体感することができました。
今後は、候補者一本化に向けての政策協定、同じテーブルに着いた政党(陣営)間同士の話し合い、「市民の会@杉並」の賛同者拡大、投票率アップの取り組みなどが課題となります。【杉並革新懇・内藤利治】
進む野党共闘の取り組み
衆院選向け政党・市民懇談会開催
大田
大田
大田区では、戦争法の廃止に向け、諸団体が協力共同して、集会・デモ、駅頭宣伝が展開されるとともに、参院選・衆院選での野党共闘の実現をめざす取り組みが行われています。また、2000万署名推進の幅広い共同も広がっています。
大田で野党が勢揃い 総がかり行動
2月21日JR蒲田駅で、オール大田実行委委員会主催の「大田区で野党勢揃い、戦争法廃止、総がかり行動、2000万人署名を必ず達成しよう」行動が行われ、800人余の市民が参加。この行動は、1月12日、5野党を訪問して、参院選での野党共闘の申し入れで実現したものです。
民主党・小川敏夫参議院議員、共産党・小池晃参議院議員、維新の党・初鹿明衆議院議員が演説、生活の党と社民党の国会議員からメッセージが寄せられました。
それぞれの弁士が訴え、参加者の大きなコールが駅前広場をうめつくしました。野党共闘をめざした取り組みであり、野党5党首合意の直後となり大変盛り上がりました。
2000万人署名を広範な人に訴え
2000万人署名運動では、共同センターとともに10万人を目標に取り組み、現在、65071筆に到達。個人で1000筆、500筆、100筆を超える先進的取り組み、多くの団体が多くの教訓をつくりだし、現在も目標達成に向けて進んでいます。
大田革新懇は、幅広い有力者に署名の協力を呼びかけ、賛同を得た20氏の連名の「私も署名しました」との呼びかけ文を作成。呼びかけ文、署名用紙、「私も一言」を同封し、自治会、商店街、老人クラブ、医師会、寺、教会、弁護士、文化・知識人など1800人に郵送。元区議会議長、元自民党区議をはじめ、自治会長、老人クラブ会長、開業医、寺の住職、元大学教授などから署名の協力があり、大きな話題となっています。
「私達の声が政治を動かしている」講演会
4月7日、オール大田実行委委員会の主催で、中野晃一氏の「私達の声が政治を動かしている」と題しての講演会を行い、会場ぎっしりの200人を超える人が参加しました。
中野氏は「野党共闘の前進のため、市民の後押しをさらに進めよう。『わたしたちが主役だ』という初めての選挙を勝利するために頑張ろう」「衆院小選挙区でも野党共闘をの声を広げよう」と呼びかけました。
参加者からは、「市民運動が野党を動かし政治を変えようとしている」「野党共闘の成功に確信が持てた」「統一候補を勝たせたい」などの感想と決意が表明されました。
衆院選での野党共闘めざし懇談会
5月14日、オール大田実行委委員会は、区内で活動している政党、会派に呼びかけ、大田区で衆院小選挙区での共闘をめざし、懇談会を行いました。
懇談会には、大竹辰治氏(共産党区議)、山崎勝広氏(民進党区議)、北澤潤子氏(生活ネット区議)、奈須利江氏(フェア民区議)、山内正紀氏(社民党)、伊藤光隆氏(新社会党)の代表が参加。市民側からは、弁護士9条の会、南部1000人委員会、共同センター、大田革新懇、大田労連、大田区職労、蒲田民商、新婦人大田支部、ママの会、宗教者、税理士など38人が参加し意見を交換。
山崎氏(民進)は、北海道の補選に触れ「大きな力になることが立証された」、大竹氏(共産)は「戦争法廃止、野党共闘を実現させたい」、山内氏(社民)・伊藤氏(新社会)の両氏は「全面的に賛成です」、北澤氏(生活ネ)は「戦争法廃止、歴史の70年平和外交できた」、奈須氏(フェア民)は「野党共闘で安倍政治を打倒したい」など見解が述べられました。
市民側からは、衆院選での野党共闘、消費税問題、教育問題、原発問題など多くの意見が出されました。参加者の総意として、今後も話し合いを進めていくことが確認されました。
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