2011年7月27日水曜日

人間講座 20夜 3.11犠牲者・被災者に思いをはせ「人間の絆」を考える

山田洋次監督
七月十日午後、東京革新懇「人間講座」20夜「『寅さん』から『おとうと』へ人間の絆」が、日本教育会館ホールに七百五十人の参加者を得て開かれました。第一回「寅さんから見た人間社会」(905月)でスタートしたこの講座に、山田洋次監督を再び迎え、東京革新懇結成三十周年記念として、実行委員会をつくり企画されました。
「男はつらいよ」の主題歌でオープニング、「ビリーブ」、「見上げてごらん夜の星を」の歌で、311の犠牲者・被災者に思いをはせました。
中山浩彰実行委員長
山田監督は、「男はつらいよ」「たそがれ清兵衛」「学校」などの映像を紹介しながら、家族、人生、学問などを考える味わい深いトークで、参加者に感動を与えました。  若者と山田監督のトークも行われ、若者の生きづらさなどが率直に語られました。
会場で被災者救援のカンパが取り組まれ、革新懇会員・ニュース読者も増えました。
青年と山田監督のトーク
※「人間講座」とは;“社会を変えるのは人間だから、その人間を深く知ること、一人ひとりが主体的な人間になることが大切”と、作家の故藤原審爾さんの提唱で開始された。



新たな共同響き合い~全国革新懇・第31回総会~

運動のテンポが政治の発展に影響
全国革新懇は716日、第31回総会を開催しました。「報告と提案」は、東日本大震災、原発大災難に遭遇するという大激動の情勢のもと、「新しい政治」を探求する巨大なうねりが起きていると分析し、「いま革新懇の運動と組織づくりがどのようなテンポですすむか、は今後の日本の政治の発展に影響」と指摘、30周年の到達を確信に、飛躍をめざそう、訴えています。最後に、アッピール「原発からの撤退と新しい政治を求める国民的な共同をすすめましょう」と採択しました。東京からは、各革新懇から30人が参加し、全日空革新懇、西武革新懇の代表が発言を行いました。 

東京革新懇 事務局長会議
 東京革新懇は611日に、地域職場革新懇の事務局(室)長会議を開催しました。
乾友行全国革新懇室長が「激動の情勢と革新懇運動を考える」と題して講演、大震災で「日本のあり方」が問われているが、震災で突如、問題が浮上したのではなく、もともと自民党政治がゆきづまり、桎梏となっていたと解明しました。各地の成功例を紹介し、地域の多彩な要求・関心事をとりあげ、疑問にも上からかぶせないことが大切と強調、幅広い無党派の人にも声をかけやすい「全国革新懇ニュース」の普及を訴えました。
事務局からの未結成地区での『出前学習会』などの提起を受け、組織の拡大・強化で交流を深めました。